鞆ケ浦コース

鞆ケ浦コース

所要時間

約 6時間

見どころ

鞆ヶ浦道は、銀山柵内から鞆ヶ浦の積出港まで銀鉱石を最短距離で運んだ重要な街道です。 排水鉱として開発されて以来3世紀に渡って続いた「永久鉱山跡」、人々が道中の安全を祈念した「才の神地蔵」など、歴史と伝承に彩られたコースです。

ガイドからひとこと

街道を歩くコースの中では最も起伏が大きく、比較的健脚の方向けと言えます。 平坦な楽な行程ではありませんが、尾根に作られた見事な土橋を渡ったり、峠の頂上から日本海を見下ろしながらひと息つく気分は格別。 約400年前に街道を行き来した旅人の気分がしみじみ味わえるでしょう。 イノシシのヌタ場(泥を浴びる場所)も見つかります。

銀山公園

各コースの出発点です。石見銀山ガイドの会の事務所もあります。

山吹城大手門跡登山口

歩き始めてすぐ??の奉行所(のちの代官所)跡、お寺の跡等が見られます。

牛の首峠

(うしのくびとうげ)
牛の首峠 銀山地区から鞆ヶ浦へと至る街道沿いの峠で、かつて吉迫口番所のあった場所です。この地名は、峠をはるか遠くから眺めると、牛の頭と胴との間、ちょうど首に当たるところを越えるように見えることから名づけられました。

柑子谷の永久鉱山跡

(こうじだにのえいきゅうこうざんあと)
柑子谷の永久鉱山跡 大森町から要害山を通じて西の反対側に位置する柑子谷は、大森側よりも低い位置にあります。銀山の湧水が坑内作業に支障を来たしたため、初代奉行大久保長安の時代に排水抗として「田平鉱」「彦兵衛鉱」が掘られました。 1693年(元禄6年)、山師たちが幕府に願い出て資金を借り受け、9年間作業した結果、約620mを切り拓き山田鉱脈からの排水と採鉱、搬出の二重鉱が開かれました。1778年(安永7年)、「東方に約1km掘り進むと佐藤鉱脈に突き当たる」という山師からの願い出が受け入れられ、予想通りの盛山となり「永久稼所」と名づけられました。 1872年(明治5年)の浜田地震で坑内が水没したため休山となりましたが、1887年(明治20年)、藤田組(現・同和鉱業)に経営譲渡され、大森鉱山として近代的な開発が始まりました。選鉱場や発電所などが立ち並ぶ一大鉱山町に発展しましたが、湧き水の激しさなどから1923年(大正12年)閉山。1943年(昭和18年)の大洪水で土砂に埋もれ、鉱山としての最後を迎えました。

上野

街道の中継地点として、『上の千軒』と言われたほど栄えた所です。銀鉱石運搬人にまつわる胴地蔵等が見られます。

才の神地蔵

(さいのかみじぞう)
才の神地蔵 石見銀山・柵内から鞆ヶ浦へと至る街道のほぼ最後の峠に佇むお地蔵様です。 「才の神」とは道祖神の別名で、村の守り神あるいは交通安全の神として信仰され、しばしば地蔵信仰と習合しました。 この才の峠では、コンクリート製のお堂の中に8体の地蔵像が納められています。地元では「街道はソロキから羊が曽根を通り、才の峠から鞆ヶ浦に至った」と伝えられています。 峠には20体ほどの石地蔵が洞窟に祭られており、アブナ屋(裏に崖が控える)、オドン宿(木賃宿)があったと言われます。

鞆ケ浦

(ともがうら)
鞆ケ浦 馬路の鞆ヶ浦は、銀山のある仙の山から直線距離にして6.5kmと最も近く、戦国時代に大内氏が銀鉱石を積み出した港と伝えられています。 港湾の東端には鵜の島があり、天然の防波堤の役目を果たしています。港としての形状はたいへん優れているのですが、大内氏の次に銀山を支配した毛利氏の時代になると、銀の積み出し港は温泉津に移りました。その最大の理由は、鞆ヶ浦が非常に水の乏しい地区であった点です。

鵜の島

(うのしま)
鵜の島 鞆ヶ浦の東端に位置する島で、天然の防波堤の役目を果たしています。鵜の島に上陸し、階段を上がると、厳島神社があります。 また鵜の島周辺の海岸には、天目洞などの自然景観に富んだ奇岩や洞窟が連なっています。

厳島神社

(いつくしまじんじゃ)
厳島神社 鞆ヶ浦・鵜の島にある神社で、ご神体は弁財天です。石見銀山を発見した神屋寿禎が、自宅に祀っていた弁天像と同じものを当時の名僧・湛水和尚に刻んでもらい、奉納したと伝えられています。毎年8月15日の弁天祭・レンゲ祭と呼ばれる大祭は、鞆ヶ浦だけでなく馬路一帯の祭りとして行われています。 ちなみに厳島神社から南の方角を見ると、鞆ヶ浦の背後に馬路高山(志賀見山)が、厳島神社の裏の恵比寿の祠からは三瓶山が見えます。これらの山々が入港の目印になったと考えられます。

鞆ケ浦の鼻ぐり岩

(ともがうらのはなぐりいわ)
鞆ケ浦の鼻ぐり岩 鞆ヶ浦の両岸には、いくつかの「鼻ぐり岩」が現存しています。船を係留する綱を通すために丸い穴を開けた岩で、牛の鼻ぐりに似ていることから付いた名です。

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